大学生協は大学生のための協同組合
大学生協は、一言でいうなら大学生のための協同組合です。
少額の出資金を出して組合員になると、大学生協が提供するサービスや商品を格安価格で利用購入できるという特典がついています。
大学生協は、学部生や大学院生、また留学生や教職員などによって運営されています。
展開している事業は幅広く、キャンパス内の食堂や、格安旅行、自動車免許の教習所の格安料金、通信講座をリーズナブルに受講できるなど、学生が多く利用するサービスを格安の料金で受けられます。
大学生協は、4年生の大学だけが対象となっているわけではありません。
短期大学や専門学校などでも、学校単位で加入しています。
また利用できる店舗やサービスが少ないエリアにおいては、学生や職員だけではなく、地域に住んでいる人でも加入できる制度を取っていることもあります。
もともと大学生協は、1898年に同志社大学の教員が学生のための割引サービスとしてとして始まりました。
この時に設立された学生消費組合は1年程度で解散となりましたが、その後1947年には全国の教育機関を対象にして、大きな組織として生まれ変わったのが現在の大学生協です。
大学生協は、学生なら入学時に出資金を入学金や授業料と合わせて納付していることが多いものです。
任意で加入するかどうかを決めるものではなく、大学単位での加入となっているため、自分では入会していることに気づかなくても実際には入会して食堂などのサービスを利用していたということは少なくありません。
大学生協を上手に利用する方法
大学生協では、学生が利用しやすいサービスを幅広く展開しています。
具体的にどんなサービスがあるのかを知らない人は多いので、まずはどんな事業を展開しているのかという点を調べることから始めてみてはいかがでしょうか?
多くの学生が利用している食堂事業では、大学キャンパス内にある食堂をリーズナブルに利用できるサービスを提供しています。
キャンパスごとに利用形態は異なり、欲しいものを好きなだけ食べられるバイキング形式、メニューを選ぶカフェテリア形式などがあります。
学食パスやミールカードも発行しているので、利用可能な大学なら利用が可能です。
その他にも、学生生活に必要なパソコンや関連商品をリーズナブルに購入できる購買事業も展開しています。
販売店舗の多くは、大学キャンパス内にある購買部となり、取扱っている商品は店舗ごとに異なります。
中にはコンビニ分野に力を入れている店舗もあり、食品の購入も可能です。
また、学生の声を元に開発されたオリジナル商品なども数多く、使いやすいアイテムを見つけることもできます。
ぜひ活用してみてください。