大学生でも確定申告は必要なのか
大学生のアルバイトでも130万円をこえると確定申告が必要です。
そのため、大学生でも130万円以上の収入があるという人でも年末調整をしていない人は確定申告をしなければなりません。
確定申告は1月1日から12月31日までの所得を税務署に申告する手続きで、これにより所得税が決まります。
年度末に源泉徴収額と実際の税金を調整する作業であり、これは企業がしてくれます。
もしも複数の企業で働いていたり130万円以上の収入があったりすると年末調整ができないので自分で確定申告する必要があるのです。
アルバイトと所得税の関係
アルバイトの収入が月額で88000円を超えている場合には所得税の天引きがされます。
この天引きが源泉徴収です。
扶養控除等申請書を提出していない場合には月収が88000円以下でも源泉徴収の対象となっており、所得税が引かれています。
この際の源泉徴収額は給与の3.036%です。
所得税は控除額が103万円と決まっています。
これは給与所得控除額が65万円、基礎控除額が38万円となっているため、その合計額となっているためです。
そのためアルバイトの収入が88000円を超えていると年収が103万円をこえるかのうせいがあるために所得税が天引きされています。
確定申告をするメリット
確定申告をするのは面倒です。
しかし、確定申告をすることによって所得税の確定ができます。
そのためその年の収入に応じた所得税の支払いをすることが可能です。
所得税が確定することによって、必要以上に支払っている場合には還付がされます。
源泉徴収は徴収する税金が少なくなるようにされているため、多くの場合本来納付するべき税金額よりも多めに設定されていることの方が多いです。
そのため、確定申告をすることによって支払った税金の一部が還付される可能性があります。
ただし、人によっては源泉徴収額が所得税の金額よりも少ない場合があり、その際には追納の手続きが必要です。
余計にお金を払わなければならないため損をしているように思えます。
しかし、追納をしないと脱税をしていることになりますから追納することには意味があるのです。
確定申告の方法
確定申告をするためには給与明細、源泉徴収票、領収証といったものが必要です。
こういった資料があることによって書類作成がスムーズに進められます。
もし給与明細や源泉徴収票が手元にないと改めて会社に申請をして発行してもらうことが必要です。
確定申告の書類を作成するには申告書のAを使います。
書類に記載すべき内容が書かれているのでそれに従って書き進めるだけです。
作成した書類は管轄の税務署に送付するか持参をすれば処理作業が進められ、税金の還付なり追納の知らせが届きます。